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 電気の知識

単相と三相の違い 篇 

 
 電気の送り方に単相と三相があり、これらの違いは、「家電等の小さな電気製品に電気を送る」のが単相。「産業用機械等の大きな電気製品に電気を送る」のが三相。と理解していただければ大体合っています。
   
●単相 イメージ
●三相 イメージ

 

 
単相・三相は、主に「安全」「効率」の観点から使い分けられております。

 子供もいるような家庭では、配線が少なく電圧の低い「安全」な単相が選ばれます。
  一方、多くの電気を使う工場などでは、「効率」良く電気を送れる三相が選ばれます。三相の場合、単相と比較して1/√3少ない電流でも同じ電力が得られるため、電気を流すときの損失が少なく、設備も小さく出来るメリットがあるのです。
  また、三相は三つの波形が順次流れてくるので、モーターを起動するときに配線さえ間違えなければいつも同じ方向に回転させられるという利点もあります。それで動力用として産業用機械に使われております。

 

 

 

 

発電した電力を需要地に送る場合にも三相が利用されています。
  単相の場合、発電所で作られた電気が需要地で仕事をしても、発電所に帰っていくためにもう一本の電線が必要で合計2本の電線が必要となります(図1)。しかし三相の場合、3つの電気を3本の電線で送ることが出来ます。これは3本の電線の合計電流がどこの時点でも±0Aになるため相殺され、帰りの電線を不要にするからです(図2)。これによって単相であれば6本必要な電線を、三相では3本に節約して送電することが出来るのです。