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単相3線式とは? 篇 

 
   

 単相には単相2線式と単相3線式があります。
 私達は家の壁の単相2線コンセントをよく見ることがあり、2本の電線による送電方式のイメージはすぐつくと思いますが、3本の電線による送電方式の単相3線というものには馴染みが薄いと思います。
  しかし90年代以降に建てられたほとんどの家は単相3線式で電力会社から電気を供給してもらっています。

単相3線とは

 単相3線の特徴は、3本の電線から100Vと200Vの両方の電気を取ることが出来ることです。
 単相3線は2本の電圧線と接地(アース)された中性線の3本で構成されており、片方の電圧線と中性線の2線を使うと100V、両方の電圧線を使うと200Vが取り出せるという便利な送電方式です。

 

単相3線の用途

 家庭で使われる200Vの電気製品は大型エアコン・IH調理器などです。頻繁に買い換えたり、移動させて使ったりするものはないので200Vもの電気を使っているというイメージがないと思いますが、ハイパワーな機器が増え200Vをとれる単相3線は必需となりました。
 
単相3線のメリット

 家庭内での200V機器は感電した場合危険ではないのかとご心配があると思いますが、実は機器を200Vで使用していても感電した場合の電圧は100Vになるのです。(注1) その理由は、単相3線の電圧線(黒)と(赤)2本を使用する場合の電圧は200Vとなりますが、片方の電圧線に触れてしまった時、体を通って大地に流れる電圧は中性線(0V)との差と同じ100Vしか無いため感電する電圧は100Vになるのです。あたかも斜面に建つ2階建ての家で、2階から飛び降りたつもりが斜面の上の1階だったかのように・・・。
  このように単相3線は比較的安全に高い電圧を使えるという素晴らしいメリットを持っています。
  注1;両方の電圧線に触れた場合は200Vかかります。